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[リフォーム・リノベーション チェックポイント]
二世帯が適度な距離感で暮らせるリノベーション

2020-07-07


7月7日、天空では、織姫と彦星が一年に一度出会うといわれている七夕伝説。

「やっと会えたね!」

地上でも、全国各地で自粛要請が解除され、職場の同僚や友人、また、特に、離れた場所に住んでいる親御さんとの再会を喜ばれた方も、多いのではないでしょうか。

新型コロナウイルス感染症の流行にともない、今再び、二世帯住宅に注目が集まっています。

離れた場所に住んでいる親が、もし発熱したら。食事の支度は?身の回りの世話は?

適度な距離感で暮らしつつ、何かあった時には、すぐに会うことができる。

今回は、二世帯が程度な距離感で暮らせるリノベーションについてご紹介していきます。





二世帯住宅の間取りは3タイプに分かれる


・完全同居型


それぞれの寝室となる個室以外は全て共有するプラン。親世帯と子世帯内とで生活の時間帯が似通っている場合におすすめです。いつも誰かの気配を家の中で感じ、大家族ならではの醍醐味を感じることができます。

キッチン・バス・トイレ等の住宅設備関係も1世帯分で済みますので、予算も抑えられることでしょう。親子世帯が気の置けない仲である場合にメリットの多いスタイルです。


・部分共用型


親子世帯が適度な距離感で生活できるプランとして、二世帯リノベーションの中でも特に注目が集まっているプランです。玄関やバス等住宅設備の一部を共用しながら、親・子各世帯の生活スペースを比較的しっかりと分けていきます。

各世帯でのライフスタイルが異なる中で、予算を抑えつつお互いをサポートしたい場合におすすめです。

例えばそれぞれ独自でキッチンを設置する場合においても、リノベーション費用を抑えるためには一方をミニキッチンにするなど、完全同居プランに少し予算を加える程度でお互いのプライバシーを守ることができます。


・完全分離型


親世帯・子世帯が完全に別世帯として暮らすプランで、同じマンションの隣同士に住んでいるような状態と言えます。生活が完全に別になるため、お互い普段は顔を合わせない、ということも十分に考えられ、書く世帯のプライバシーはとても守りやすい構造です。

ただし家を2軒建てるようなものですので、建設のコストがほぼ2軒分かかるというデメリットが想定されます。





二世帯リノベーション成功のポイント3つ


こちらでは、親世帯・子世帯両者が程よい距離感で過ごせる「部分共有型」を想定し、中古物件の購入や実家への合流等で二世帯仕様にリノベーションする場合の成功のポイントについて見ていきましょう。


・ライフスタイル・趣味嗜好を洗い出す


まずはお互いのライフスタイルや趣味嗜好を洗い出してみることが大切です。

お互いの生活時間帯や食事の習慣、インテリアの好み、音楽や映画等音の出る趣味の有無、そして友人知人を家に招くのが好きかどうか・・・。

こうした要素が似通っている部分は上手に共有し、相容れないよう要素は無理せずに生活空間を分けることも検討しましょう。


・「共有部分」を決める


ライフスタイルや趣味嗜好を洗い出したら、その情報をもとにいよいよ間取りを決めていきます。核となるのは共有部分の箇所や量で、それにより住宅に必要面積が大きく異なることとなります。

例えばお互いの生活時間帯が似ている場合を考えてみると、住宅設備の中でも共有した方が良いものとそうでないものに分かれてきます。

例えば玄関やメインのLDKは共有しても良いかもしれませんが、バスやトイレ、洗面はどうでしょうか。1つの設備のみであると、身支度に支障が出るかもしれません。

一方で生活時間が異なる場合には、玄関の出入りの音や浴室のシャワー音、屋内の足音などを考慮し、それらがお互いの寝室と平面上、そして階の上下で隣接しないような配置を考える必要が出てきます。この場合はバス・トイレ・洗面は共有で、互いの寝室と離れた位置に配置すると合理的なプランとなります。


・構造補強を兼ねた間取り決め


特に旧耐震基準(昭和56年以前)の時代に建てられた住宅では、建物の強度が現行の耐震基準と照らし合わせて不十分であるケースがほとんどです。築年数40年以上の建物なら専門の技術者に耐震診断を依頼することをおすすめしますが、その際の結果報告で壁を増設または補強するようアドバイスがあるかもしれません。

リノベーションにあたっても、壁を取り払ったプランの実現が難しい場合や、壁の増設位置も建物全体の重心バランスをふまえた位置を指定される場合があります。

取れる壁と取れない壁の確認や適切な壁の位置等について、技術者に確認してみることをおすすめします。





リノベーション前にしておきたいインスペクション


・インスペクションでわかること





ここで言うインスペクションとは、主に既存住宅の劣化状況の調査を指します。雨漏れやシロアリ被害等による見た目にはわからない躯体の損傷などがないか、その住宅に長く安心して住めるかどうか、等が診断されます。

インスペクションの実施そのものの義務付けは特にありませんが、中古住宅購入時のインスペクションについては「改正宅地建物取引業法」が2018年4月に施行されました。これにより、不動産業者は、売主や買主に対してインスペクションを「したいかどうか」について、確認する義務が生じました。

買主が要望した場合、不動産業者はインスペクションを手配し、結果を不動産売買の契約締結時に「重要事項説明」として買主へ説明しなければならないのです。中古住宅の購入を検討する場合には、不動産業者にインスペクションの旨相談してみましょう。


・まずはセルフインスペクションから


住宅の性格な劣化状況はプロにしか判断できませんが、リノベーションの具体的なプランを考える前に、建物の目視でわかるヒビやシミなどをチェックしてみるのは有効な手段です。

例えば外から建物を見て基礎にヒビが入っている場合には、建物のどこか一方に重心が偏っている可能性があり、改修後の間取りに影響するかもしれません。

簡単なチェックで見えたこと、気になったことをインスペクターである技術者に事前に情報共有しておけばその後の調査もスムーズです。可能ならば床下や屋根裏を覗いてみるなどしても良いでしょう。


・子世帯が永く暮らせる住まいに


二世帯住宅のリノベーションについて紹介しました。二世帯リノベーションを成功させる秘訣は、子世帯の夫婦が上手にイニシアチブを取れるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。

リノベーション後の二世帯住宅に最も永く住まうこととなるのは、子世帯の夫婦だからです。そのため、将来の家族構成の変化に合わせ、間仕切の位置を変えられるようにするなど、ある程度間取りに可変性を持たせておくことをおすすめします。




終の棲家となる親世帯のライフスタイルを尊重し、将来独立する子ども達の成長を見守りながら、夫婦2人で住むことになった際にも豊かに暮らせるような、家族と共に進化していくリノベーション、そしてライフプランを、とことん話し合ってみてはいかがでしょうか。



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